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2018年02月6日更新
ジェットスキー(Kawasaki)過吸気(SC)モデルエンジンフラッシング手順

エンジンフラッシングとは

Kawasaki ジェットスキー スーパーチャージャー(SC)ではエンジンの冷却系統とウォーターボックス(マフラー)・インタークーラー内を洗浄する事です。
海上走行後には塩害対策として必ずその都度行い、淡水走行後に関しては冷却系統に砂やゴミなどによる目詰まりを防止する為にもその都度行うのが好ましいでしょう。

Kawasaki ジェットスキー(SC)のフラッシング手順

※SCモデル:ULTRA 310、ULTRA 300、ULTRA 260、ULTRA 250

接続コネクターを取り付けた水道ホースを接続します。

(1)陸揚げしたジェット本体を水平な場所に置きます。
※船体が傾いていると冷却系統に水が回らずフラッシングが不十分になる事が有あります。

(2)船体左舷側後方に取り付けられたフラッシング用接続口の内、左側のエンジン冷却系統の洗浄接続口(黒色)に接続コネクターを取り付けた水道ホースを接続します。
この時、フラッシング中に水道の水圧でフラッシングホースが抜けそうな場合には、ホースバンド等でしっかりとホースをアダプターに取付けアダプターからホースが抜けないようにする事をおすすめします。

(3)周囲の安全を確認し、エンジンを始動します。
エンジン始動を確認したら直ぐに水道の蛇口を開け、上の画像を参考に水を本体に供給します。
※水の供給量が心配な場合は、多めに蛇口から水を供給してください。

※注意

必ずエンジンを始動後に水を流しましょう。エンジンを始動せず水を流した場合、水が冷却系統からエンジン内部入ってしまい、エンジンに重大な損傷をまねきます。また供給する水量が足りないとオーバーヒートの原因となります。


周囲の安全を確認し、エンジンを始動します。

(4)アイドリングでエンジンの運転状態を見ながらフラッシングします。
(マリーナ等の施設で、複数のジェットが同時に洗艇される場合、一時的に水圧が落ちる事が有るので注意が必要です。)

フラッシング中に、船体の側面に設けられた冷却水点検孔・ジェットポンプ・排気から水が排水されている事を確認してください。

この時、船体が水平に置かれていない場合や供給する水道水の水量が少ないと冷却水点検孔から排水されない場合があります。
その場合、冷却水検水口に手を近づけエンジンを軽く吹かすと排水を確認できる事が有ります。それでも、冷却水点検孔から排水が確認できない場合は、冷却系統にゴミや異物の詰りが考えられますので、早急にお近くの販売店へ相談する事をおすすめします。


エンジンを止め、ホースを外した後に元通りにキャップを取り付けてしっかりと閉め、フラッシング終了です。

(5)5〜9分のフラッシング後に水道水の供給を停止します。
※フラッシング中は、その場から離れないようにしましょう。
万が一エンジンが止まってしまった場合、速やかに水道水の供給をストップしエンジン内への水の逆流を防ぎます。またホースが接続金具から外れてしまった場合、速やかにエンジンを止め、エンジンのオーバーヒートを防ぐ事が出来ます。

(6)蛇口を閉めた後にエンジンを数回吹かせて排気系統から水を排出します。

(7)エンジンを止め、接続金具を取り外します。

(8)エンジンを止め、ホースを外した後に元通りにキャップを取り付けてしっかりと閉め、フラッシング終了です。

(9)インタークーラ冷却系統をフラッシングする際はエンジンを始動せずに蛇口を開け、5〜10分間フラッシングを行います。
※インタークーラ冷却系統の洗浄中にエンジンを始動すると、エンジン冷却系統の冷却水が廻っていない状態なので、オーバーヒートしてしまいます。

(10)接続金具を外し、フラッシング終了です。


なお、塩害には塩害対策用ケミカルが発売されており、フラッシングの際に併用する事で塩害防止効果を高める事が出来るので使用する事をおすすめします。

適切なフラッシングを行い楽しいジェットライフをお送りください!


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ソルトアウェイの成分は、"SURFACE-ACTIVE AGENT" すなわち、界面活性剤です。 性質的にも働き方も、洗剤とよく似ています。
油汚れが落ちにくいのは、油の分子が食器などの表面と結びつきやすいから。食器洗剤は油の分子を洗剤の分子が取り囲み、分子同士が再び結びつきにくくさせることで、汚れがきれいに落ちるのです。
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※フラッシング方法の詳細につきましては、各メーカー取扱説明書をご参照下さい。

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