はじめてのウェイクボード選び
そこでウェイクボードに必要なボード、ブーツ、ハンドル&ロープ、ライフジャケットの選び方、オススメを紹介します!
ウェイクボード
ウェイクボードに使うボードは長さも種類もいろいろあり、フィンの形やボードの反り具合(ロッカー)によって特性が違います。
これから始める人にすれば「どのボードを選べばいいのか?」と迷うのは当然です。
■ ロッカーについて
ロッカーというのは、ボードのそり具合のことです。平面にボードを置いた時に両端の高さがロッカーになります。このロッカーはボードの直進安定性や曲がり具合に影響します。
ロッカーが小さい=水面への抵抗が少なく、走りがスムーズでスピードが出やすい。
ロッカーが大きい=曲がりやすいボードだが、スピード・直進安定性は悪くなる。
スキー板も同様ですが、ボードは側面が反ることによって曲がるため、まっすぐではどんなにエッジを利かせても曲がりません。
ロッカーだけでなく柔らかいボードも曲がりやすいボードと言えます。
しかし、ロッカーが大きいと接水面が少ないためエッジが効きづらいです。
そのため、ボートコントロールをマスターするまではロッカーの数値が小さいボートがおすすめです。
■ ロッカーの種類
スリーステージとコンティニュアスがあります。コンティニュアスの方がクセがなく初心者や脚力が弱い女性や子供におすすめです。
【スリーステージ】
ボードの端から端までに3つの面があり接水面大きい形状が特徴です。曳き波に当てたときのレスポンスがしっかりとしてます。
ターンをするときはしっかりと進行方向に体重を乗せエッジングする必要があります。
【コンティニュアス】
緩やかに続く曲線の形状が特徴です。操作性と安定性に優れた形状です。
ターンのしやすさだけでなく、安定したエアーも出せるのでオールラウンドに乗りやすいボードです。
■ フィンについて
ウェイクボードには直進安定性を確保するためのフィンが付いています。ボードによってはモールドフィン(一体成型フィン)やフィンレス(フィンなし)もあります。
取り付け位置によって操作性能が大きく変わります。
おおよそ前後に各1〜3枚のフィンが付いています。初級者にはしっかりとしたフィンが付いていたほうが好ましいと思います。
初心者には直進安定性の高いセンターフィンがおすすめです。
【センターフィン】
スラロームターンやエッジングが簡単にできるため初心者に最もおすすめです。ウェイクボード裏面の両端に1枚ずつフィンを取り付けることができます。
操作性よりも直進安定性を重視しています。
■ ボード長(サイズ)について
数センチの差による乗り味の違いは、初心者には分からないのが正直なところです。
135〜142cmのボードならどれを選んでもだいたいOKです。
長くなれば立ち上がりの浮力が大きくなる、直進安定性が良くなるなどのメリットが出てきます。
一方で、取り回しが難しくなる、立ち上がり時の抵抗が大きくなるので腕力の弱い女性や子供には不向きという点は注意が必要です。
大事なのは体重を基準にすることです。
ウェイクボードの浮力(許容重量)。体重、もしくは体重の±5〜15kgが目安と言われています。
初心者の人は適正のサイズを選ぶことをおすすめします。
複数人での使用を考えている場合は最も使用する機会が多い人、もしくは最も体重がある人を基準にしてください。
ただし、グループ内での体重差が30kgもある場合は浮力の関係だけでなく、ブーツの設置箇所の問題も出てくるので小さいサイズと大きいサイズを1枚ずつ持っておくことをおすすめします。
- 男性または男性中心のグループ使いで135〜142cm
- 男女混合のグループならば135cm前後
- 女性または女性中心のグループ使いで130〜135cm
- 小学生低学年で120〜125cm、高学年で120〜130cm(中学生以上は成人と同様の基準でいいと思います。)
ウェイクボードの選び方
はじめのうちはオールラウンドで使用できるセンターフィンとコンティニュアスロッカーのボードを選び、楽しみながらウェイクボードの扱い方を覚えていくのが良いと思います。
ブーツ(ビンディング)
ブーツがちゃんとフィットしたものではないとズレてしまったり、足が痛くなったりします。
しっかりと自分に合ったブーツを選びましょう。
■ ブーツの種類
【オープントゥ】
初心者の人やグループでの使用を考えている人におすすめです。柔軟性に優れたフィット感と脱着性に優れたサンダル型。
フィット性と操作性よりも脱着性とサイズ調整幅を重視しています。
【クローズトゥ】
高価なモデルになるほど用途もよりタイトになるためライティングフォームが安定した上級者向きです。足にしっかりとフィットさせて使用することを目的とした靴型。
脱着性よりもフィット性と操作性を重視しており、思う通りにボードをコントロールすることが可能です。
■ ブーツのサイズ
【オープントゥ】
つま先を伸ばした時に、フットベッドからつま先が出ていないのが理想。
シューレースやベルクロを引っ張る前から足が圧迫されていないかも確認。
【クローズトゥ】
つま先を伸ばした時に、ブーツに当たるか当たらないかくらいがベスト。
また、かかとが浮いたり左右に動いたりしないか?足が圧迫されすぎていないかも確認。
ボードとビンディングのプレートサイズをご確認下さい!
ハンドル・ロープ
ウェイクボードをする時、ボートとライダーを繋ぐ重要なアイテム、それが「ハンドル」と「ロープ」です。
■ ハンドル(グリップ)について
ハンドルのグリップ(握る部分)に使用される素材は様々です。素材によって硬さやグリップ力、そして耐久性が全く異なります。
【ラバー】【EVA】【スウェード】【マイクロファイバー】の4種類があります。
初心者には【EVA】素材のハンドルがおすすめです。
弾力があり、軽量で劣化しにくい素材、EVAでコーティングされたグリップ。耐久性よりも握り心地を重視しています。
グリップを握り慣れていない初心者や子どもや女性を対象に開発されていることが多いです。
■ ロープについて
ウェイクボードに使用するロープの種類(素材)は【PP/PE】【ダイマーニ】【スペラトラ】【コーティング】【CFS】と大きく分けて5つあります。
ロープの説明でよく使われる「使い勝手が良い」という言葉は『ロープの絡まりにくさ』、『ロープが水面にしっかりと浮き視認性に問題がないか』、そして『ロープが巻きやすいか』の3つが集約されています。
初心者には【PP/PE】ロープがおすすめです。
PP/PEロープは他のロープより2〜3%ほど伸縮することが特徴です。
特徴でありデメリットでもある伸縮性ですが、伸縮があることによりボートが受ける衝撃を吸収してくれるためメリットともなりえます。
伸縮性のことからウェイクボード初心者やグループで利用される方にオススメです。
ライフジャケット
これらを理解した上で、さらに自分好みのデザインのライフジャケットを選んでウェイクボードを楽しみましょう。
ネオネットマリンおすすめ商品
高いレベルを目指す方でもまずは安いボードで基礎をしっかり身につけることが大事です。
というのもボードの特性を体感できるようになるまでにはかなりの時間を要します。
初心者の方が細部のスペックにこだわるのはあまり意味がありません。
グループ使いであれば一層のことです。
高額なボード(プロモデル)はクセのあるボードが多く、初心者には乗りにくいボードであることも少なくありません。
いきなり高額なボードを購入するのではなく、まずは基礎を身に付け、後に「こんなボードが欲しい!」とプロショップに相談するのが良いと思います。
また、ウェイクボードを始めるにはボードの他にブーツ(ビルディング)とロープも必需品です。
ボード・ブーツやロープも様々な種類があり選ぶのが難しいです。
そういった点でもセットボートを選ぶと間違いありません。
SYSTEM135+CLUTCHウェイクボード3点セット
- ブーツサイズ:23-26cm、26-29cm
- ボード長さ×幅×適応体重:135cm×42.5cm×81kg以下
- 付属フィン:Attack1.4
SYSTEM140+CLUTCHウェイクボード3点セット
- ブーツサイズ:23-26cm、26-29cm
- ボード長さ×幅×適応体重:140cm×42.9cm×95kg以下
- 付属フィン:Attack1.4