2024年07月16日現在
バッテリーと言えばPWCのエンジン始動には欠かせない重要な用品の一つです。
今回、当店ネオネットマリンでPWC用として扱う純正バッテリーと社外バッテリーの違いについてご説明します。
このブランドのバッテリーはなぜ価格が安く販売できるのか?自分のスタイルに合ったバッテリーはどのブランドなのか?
まとめてみましたので是非ご覧ください。
メーカー | 16CL-B | 20L-BS | 30CL-B | 15L-BS |
GS YUASA/YUASA
(ジーエス ユアサ) |
YB16CL-B
(開放型) |
YTX20L-BS
(密閉型) |
YB30CL-B
(開放型) |
YTX15L-B
(密閉型) |
NBC (日本ブレード) |
NBC CB16CL-B
(開放型) |
NBC 20L-BS
(密閉型) |
NBC CB30CL-B
(開放型) |
- |
NBCゲル (日本ブレード) |
GEL 16CL-B
(密閉型) |
GEL 20L-BS
(密閉型) |
GEL 30CL-BS
(密閉型) |
- |
スワイプできます。→
メーカー | 純正採用品バッテリー |
YAMAHA(ヤマハ) マリンジェット |
2020年以前のモデル 2021年以降のモデル |
Kawasaki(カワサキ) ジェットスキー |
GS YUASA YTX20L-BS(密閉型)(※一部除く) |
BRP(ビーアールピー) SEADOO(シードゥー) |
2015年以前の4ストロークモデル(SPARK除く) 2016年以降の4ストロークモデル(またはSPARK全モデル) |
スワイプできます。→
3メーカーともYUASAバッテリーを採用しています。
その採用の理由はズバリ品質と信頼の高さ!YUASAバッテリーは販売できる状態(完成品)に至るまでの間に多くの検査試験、抜き打ちチェックを行っており、その工程が他ブランドと比較して3〜4工程多いそうです。そういったチェックで不良が確認されたラインの商品は、すべての問題が解決するまで完成品として出荷される事がなく。その隙の無い品質管理体制によって、価格は高いもののほとんど商品不良が発生することがないと言われています。
SEADOOのみ日本のGS YUASAでなく、米国に拠点を置くYUASA製のバッテリーが採用されています。
SEADOO(2016年以降モデル)のバッテリー(20L-BS規格)もまた米国のYUASA製が採用されていますが、当店では同じく品質と信頼の高い国内のGS YUASA製(YTX20L-BS)をオススメしています。
GS YUASA等の日本メーカーバッテリーを解析して生産しているバッテリーで、基本的には日本のJIS規格に合わせた商品です。
使用材料はGS YUASAと同じと考えても良いのですが、生産に至るまでの工程に違いがあり時間とコストを抑えている事で低価格を実現しています。
しかし品質改善及び品質検査は行っているものの、GS YUASAと比較すると同一製品でも品質にバラつきがあり、稀に内部ショートを主とする初期不良が発生することがあります。
バッテリーの触媒として使う電解液にゲルを採用したバッテリーです。
ゲルバッテリーの特長として密閉式のため横倒しにしても液漏れを起こさない、電解液の注入(精製水の補充)の必要が無い、自己放電が少ない、完全放電しても回復能力が高いことが挙げられます。
上記のNBCバッテリー同様に品質性能のバラつきがあります。
メーカー | 利点 | 難点 |
GS YUASA (ジーエス ユアサ) |
・隙のない品質管理体制により、ほとんど商品不良が発生しない。 | ・価格コストが高い。 |
NBC (日本ブレード) |
・価格コストが安い。 | ・品質管理にGS YUASAほど時間とコストをかけていないため、品質にバラつきがある。 |
NBCゲル (日本ブレード) |
・横倒しでも液漏れを起こさない。 ・電解液の補充の必要が無い。 ・自己放電が少ない。 ・完全放電しても回復能力が高い。 |
・品質のバラつきはNBCバッテリと同様。 ・NBCバッテリーの従来品より価格コストが高め |
スワイプできます。→
・今から海に行ってすぐに使用する ・個人購入のため1個しか購入しない ・価格よりも品質を重視する |
⇒ | GS YUASAバッテリー YUASAバッテリー |
・商品不良でも代替品が届くまでの時間に余裕がある。 ・まとめて購入し商品不良でもストックで対応できる。 ・品質よりも価格を重視。 |
⇒ | NBCバッテリー |
・年間で使用が数回程度 ・短時間の使用が多い。 ・補充電メンテナンス回数を少なくしたい。 |
⇒ | NBCゲルバッテリー |
スワイプできます。→
いかがでしたでしょうか?バッテリーでもなぜこのような価格差があるのか見えてきたかと思います。
是非、今後のバッテリー選びに役立てて頂ければと思います。
この他にもバッテリーに関する情報をご用意しています。是非こちらもご覧ください。