プロペラ選びの疑問を解決![高速チューニング編]
2005年6月23日
ピッチを上げると速くなる |
初回でも簡単に説明をしましたが、ピッチとはプロペラ1回転につき、進むことのできる理論距離のことを言います。同じ回転数なら、ピッチの数字のより大きなものを選べば、その分たくさん前に進むことができる、というわけです。が、それはあくまでも理論上での話。実際には船体の負荷や水の抵抗がありますから、闇雲にピッチを上げても回転が出なくなってしまうだけなので、マッチングには充分に気を使いましょう。 |
レーキアングルって何? |
プロペラを横から見ると、ブレードが少し後ろに傾いています。これが「レーキ」です。傾斜角の大きなプロペラは急激な旋回をしても推力を失いにくく、トリムを上げ気味にしても推力を維持することができます。ブレードが後傾しているので、ブレード長の割りに全体の径を小さく作ることができますので、船外機の取り付け位置をより高くセットでき、水面下の抵抗を少なくし、スピードを向上させることができます。
ハイレーキプロペラのデメリットとしては、後進時の推力が損なわれるため、セールボートや作業船のプロペラとしては不向きと言えます。 |
船外機のハイマウントセッティング |
船外機の取付高さが高いほど船外機が水中に沈んで抵抗になっている部分が少なくなり、スピードはアップします。が、高過ぎるとキャビテーションやベンチレーションが起きやすく、かえって性能は低下してしまいます。また、冷却水取込口から空気を吸ってオーバーヒートの危険が生じます。 聞いた話では、ハイマウントセッティングの場合1.5インチ〜2インチ高くセッティングをすると400〜500rpm最高回転が余分に回せるようになるそうです。つまり、1〜2ピッチ高めのプロペラを選択することができ、その結果最高速を伸ばせるということです。 |
ハイマウントに適したペラは |
![]() 名前の通り、"ハイレーキ"のステンレスプロペラです。前述のレーキ角度に加え、ステンレスの硬く薄いプロペラがしっかりと水を掴みます。3ブレード・4ブレード、左右回転が用意され、2機掛け艇にも対応可能です。 ![]() 排気をブレードに直接当てることで鋭い加速を得ることができます。またセミクリーバー形状のブレードデザインでハイマウントセッティング時のパフォーマンスを最大限に発揮します。 |
裏技などではありませんが・・・ |
ステンレスプロペラなどでひたすら最高速を追求するのもありですが、湖など小さなエリアでは最高速に乗るまでの間に対岸へ到着してしまう、なんていうことも日本の狭いレイクではよくあることです。 元々、高速セッティングはアメリカの広大なレイクや川を何時間もかけて移動しなければならないような過酷な条件の下、考え出されたもの。狭い場所では意外と立ち上がりの軽いアルミペラや4枚ブレードペラを使った方が移動時間の短縮に繋がるケースもよくあるみたいです。環境によっては、アルミ4枚ペラにチューンというのも有効かもしれません。 |