2024年7月30日 更新
【プロの作業公開】ジェットスキーのデカール(ステッカー)の貼り付け方
水上バイク(PWC)に貼ってあるデカール(ステッカー)。実はこれ、純正部品としてデカール1枚から注文ができることをご存じですか?
例えば、YAMAHA FXCruiserSVHO(2016)だと上の図のように大小すべてのデカールを注文することが出来ます。
ですがこのデカール、大きさや商標デザイン付きにもよりますが、1か所につき税抜き価格で約1,000〜15,000円と、デカールにしてはその価格が高めに感じてしまうこともあるようです。
そんなデカールの張り替えもシワや気泡が入る・傾く・左右対称に貼れないといったことで失敗はしたくないものです。
そこで今回、施工のプロが行う作業手順を公開いたします。
作業後に後悔しないよう、下記手順をご確認のうえ貼り替え作業を行って下さい。
■デカールの貼り付け位置を確認します
複数貼る場合は、最初に全てのデカール位置と上下を確認しておくと、ミスを防止し効率的に作業を行えます。
■パーツクリーナー等で貼り付け位置の汚れを落とす
接着面が汚れていると接着力が弱まり剥がれの原因となるため、デカールを貼る面を綺麗にして接着力を高めます。
■洗剤を薄めた液体を掛ける
デカールを貼った後に位置の調整が出来るよう、中性洗剤(食器洗い用など)を薄めた液を吹きかけます。
貼り付ける範囲より広く多めにかけておくと貼り付け後の微調整が行いやすくなります。
貼り付ける範囲より広く多めにかけておくと貼り付け後の微調整が行いやすくなります。
■デカールを貼り付けます
貼り付け位置の確認をし、上下を間違えないよう慎重に貼ります。
■貼り付け位置の微調整を行います
船体横のデカールが左右対称になるよう貼り付け位置を調整します。
ステップ[3]で吹きかけた洗剤液により、デカールを貼ったままの状態で貼り付け面を滑らせて調整が可能です。
ステップ[3]で吹きかけた洗剤液により、デカールを貼ったままの状態で貼り付け面を滑らせて調整が可能です。
■気泡を押し出しシワを伸ばします
仕上げにデカールの下に入った気泡をヘラ(※)で押し出します。
この作業を行うと気泡と同時に洗剤水が押し出され、貼り付け位置の調整が難しくなるので、位置の確認をしっかり行ったうえで最後に行います。
この作業を行うと気泡と同時に洗剤水が押し出され、貼り付け位置の調整が難しくなるので、位置の確認をしっかり行ったうえで最後に行います。
(※)ヘラをお持ちでない場合は、クレジットカードなどでも代用可能ですが、PWC本体やデカール自体にキズをつけないよう注意して下さい。
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ご紹介した作業は純正デカールから、デザイン違いの純正デカールへの貼り替えだったこともあり、まったく違和感が無い仕上がりとなっています。
今回紹介したモデルと同じように、純正デカールを使ってドレスアップをしてみたいと思った方は、ネオネットマリンの 純正部品発注システム から、純正デカールをご注文下さい。
どのメーカーも【デカール】【グラフィックス】という項目で確認できるようになっていますので、簡単にご注文できますよ。
まずは簡単なプチドレスアップ“デカール交換”にチャレンジしてみて下さい!