SE SPORTS
TURBO HYDROFOIL
取り付け説明書

ターボハイドロフォイルの
スポーツクリップを利用した取り付け方法

事前準備
A: ターボハイドロフォイル300の内容物の確認

<パッケージ内容物>
A−(1) ターボハイドロフォイル本体  (1個)
A−(2) 丸ボルト  (長 31mm ×2本、短 25mm×2本)
A−(3) ラバーワッシャー  (厚×2個、薄×2個)
A−(4) ワッシャー  (4個)
A−(5) ロックナット (4個)

※今回、ターボハイドロフォイル300を事例として取り上げます。


B: スポーツクリップの内容物の確認
<パッケージ内容物>
B−(1) トップクリップ (1個)
B−(2) ボトムクリップ (1個)
B−(3) フォームテープ <赤色の樹脂> (2個)
B−(4) ステンレスタブキャッチ (1個)
B−(5) サイドキャッチ (左右 各2個)
B−(6) 小ボルトセット<ステンレスタブキャッチ用>
(丸ボルト13mm 1本、ロックナット1個)
B−(7) 大ボルトセット
<ハイドロフォイル・スポーツクリップ用>
(六角ボルト 長 31mm×2本、短 25mm×2本、
ナイロンワッシャー 4個、ステンレスワッシャー 4個、ロックナット 4個)

C.ハイドロフォイルとスポーツクリップの組み合わせイメージ

C-1 ターボハイドロフォイルとスポーツクリップの組合せ

写真上:ターボハイドロフォイル(A−1)

上からみたところです。


写真下:スポーツクリップ(B)

トップクリップ(B−1)とボトムクリップ(B−2)を組み合わせたところです。

ハイドロフォイル(A−(1))とスポーツクリップ(B)との接合には、スポーツクリップに同封の六角ボルト(B−(7))を利用します。


C-2 スポーツクリップ(トップクリップとボトムクリップ)の組合せ


トップクリップ(B-1)とボトムクリップ(B-2)の接合には、ハイドロフォイル(A)に同封の丸ボルト(A-2)を利用します。


写真左より

(1)トップクリップ(B-1) 上面
(2)六角ボルト(B-7)
    ターボハイドロフォイルとスポーツクリップの接合用
(3)丸ボルト (A-2)
    トップクリップとボトムクリップの接合用
(4)フォームテープ(B-3)
    トップクリップの下側に貼り付けます。詳細は後述。
(5)ナイロンワッシャー(B-7)
    トップクリップとボトムクリップの間に挟みます。
(6)ボトムクリップ(B-2)
(7)ステンレスワッシャー(B-7)
(8)ロックナット (B-7)
(9)サイドキャッチ (B-5)
左右のサイドキャッチで、アンチキャビテーションプレートを挟みつけます。詳細は後述。

 


C-3 ターボハイドロフォイルとスポーツクリップの組合せ完成図

左は上から、右は下からみたところです。

D:必要な工具等

D−1 プラスドライバー

D−2 六角ボックスレンチ(ナット締めつけ用)

A:ステンレスタブキャッチ用:レンチサイズ・3/8インチ
※ペンチかラジオペンチで代用可

B:ハイドロフォイル取付用:レンチサイズ・7/16インチまたはM11

※ アノード取り外し用の六角ボックスレンチはドライブによりサイズが異なりますので、各自適切なサイズをご準備ください。


<重要注意>
ロックナットは、きつく締めつけるとボルトにプラスティック部分が食い込んで抜けにくくなる構造です。一度、失敗してつけなおすと締付強度が落ちますので、後述の 1〜4のステップを踏んで確実に装着位置が確定してからボルトをきつく締め付けるようにしてください。

ステップ1.ボトムクリップの仮組み
1-1 アノードの準備

写真左:アンチキャビテーションプレート(A)の下についているアノード(B)の取り付けボルトを六角ボックスレンチ(C)で緩めます。

写真下:アンチキャビテーションプレートとアノードの間にステンレスタブキャッチを挟み込むために隙間を空けます。

1-2 ステンレスタブキャッチのセットアップ


写真左:ステンレスタブキャッチ(B-5)をアンチキャビテーションプレートとアノードの間の隙間に挟み込みます。

写真下:ステンレスタブキャッチの段違いの部分がアノードの下に組み込まれるように調整します。

1-3 サイドクリップの締め付け方法


ボトムクリップ(A)を上からみたところです。

アンチキャビテーションを左右から挟み込んでボトムクリップを固定する役目のサイドクリップ(B)の締め付けはグリップスクリュー(C)でおこないます。

グリップスクリュー(C)を反時計回りにまわすと、左右のサイドクリップの間の幅が狭くなるようになっています。

1-4 ボトムクリップの仮組み (上からみたところ)


アンチキャブレーション(A)の下にボトムクリップ(B)を
取り付けます。

1.ステンレスタブキャッチャー(C)とボトムクリップ(B)のネジ穴が合うようにボトムクリップの前後の位置を調整します。

2.ステンレスタブキャッチャー(C)の上から丸ボルト(D)を
通してボトムクリップを取り付けます。

3.サイドクリップ(E)の締め付けを調整して、ボトムクリップ(B)が左右中心になるようにセットしてください。


1-5 ボトムクリップの仮組み (下からみたところ)


アノード(A)の形状によりボトムクリップ(B)のすわりが悪くなりますので、前(船側)に詰めるのではなく後ろにずらして慎重に最適位置を決めてください。

タブキャッチャーとボトムプレートをつなぐ丸ボルトのロックナット(C)は、ステップ3までの仮組が全て終わるまできつく締め付けないでください。


ステップ2.トップクリップの仮組み

2-1 トップクリップのセッティング


トップクリップ(A)の下側に、スポーツハイドロフォイルを
取り付ける六角ボルト(B)をとりつけます。

写真の左側:トップパネルの下側からみた写真です。六角ボルトは長いもの(31mm)が後側、短いもの(25mm)が前側となります。

六角ボルトを埋め込む穴が2つ空いていますが、Turbo 200が内側の穴、Turbo 300が外側の穴となります。(C)
(写真は300の作例のため、外側の穴に六角ボルトを入れています。)

写真の右側:六角ボルトをはめ込んだ上にフォームテープ(D)を貼り付けます。
(裏側に両面テープがくっついています。)

これにより六角ボルトの頭がカバーされますので、ひっくり返してもボルトが抜けなくなります。


2-2 トップクリップの仮組み (横からみたところ)

トッププレート(A)とボトムプレート(B)を固定する丸ボルト
を上から下に通します。トッププレートとボトムプレートとの間には、ナイロンワッシャー(C) を入れておきます。

※事前準備 C-2スポーツクリップ(トップクリップとボトムクリップ)の組み合わせもご参照下さい。

2-3 トップクリップの仮組み (上からみたところ)


トップクリップから突き出たボルト(A)にゴムワッシャー(B)を
取り付けます。ゴムワッシャーは厚い物(4.5mm)が後側、
薄い物(2.5mm)が前側となります。


3.ハイドロフォイルの仮組み

ターボハイドロフォイルをトップクリップの上に取り付けたところです。

ターボハイドロフォイルとロックナットの間に、ステンレスワッシャーを挟むことを忘れないようにしましょう。

(A)ステンレスワッシャー
(B)ロックナット

ドライブによっては前側のロックナットの位置がプレートの下に入りこんでしまい、ナットが締め付けられない場合があります。その場合はステップ1に戻ってスポーツクリップの位置を調整し直して下さい。

4.増締をして取り付け完了

全ての部品がうまくフィットするのを確認したら、仮組みしたパーツを取り外して、ステップ1に戻ります。全てのボルトナットをしっかり締めつけて完成です。
お疲れ様でした。

※所要時間 1〜2時間。

仮組にあたって、パーツのセッティングの微調整が必要ですので、二人で作業をされることをお勧めします。