2022年10月26日 更新
トーイングチューブの修理方法
捨てるのはもったいないし、買い替えはかなりの出費となります。
そこで!自分で修理してみてはいかがでしょうか?
傷の大きさや場所によっては修理できない場合もありますが、一度試してみる価値はあります。
今回ご紹介する修理方法はネオネットマリン独自の方法なので、メーカーの推奨方法ではない部分がありますが、トーイングチューブの取り扱いを始めて数十年、何度も修理を行ってきた社内のベテランスタッフから意見をもらって”今、一番確実に修理が出来る方法”をまとめました。
準備するもの
- (1)ブレーキ&パーツクリーナー
ホームセンター等で500円前後で購入できます。無ければアルコール等の油分、汚れが取れるものであれば代替可能です。 - (2)マスキングテープ
ガムテープで代用可能です。 - (3)ゴムハンマー
無くても可能です。 - (4)ハサミ
- (5)補修キット[接着剤+補修パッチ(ビニールシート)]
- (6)ヤスリ
無くても可能です。 - (7)重石
- (8)乾いた布
作業手順
手順-1
トーイングチューブの空気を抜いて平らな状態にし、傷の場所を確認する。(傷の位置に目印を付けておくと便利です。)
手順-2
傷の周り約1.5〜2cmほどの大きさに補修パッチをカットする。
手順-3
剥がれを防止するため、角が無くなるよう四隅を丸くカットする。
手順-4
補修パッチのサイズに印をつけて、それに合わせてマスキングテープで周りを囲む。(後で接着剤が周りに広がるのを防ぎます。)
ポイント
ここで接着面にヤスリで少し傷を付けておくと、粘着力がアップします!おすすめです。
手順-5
パーツクリーナーで本体側、補修パッチ側の両方の汚れを取る。
手順-6
本体側、補修パッチ側の両方に接着剤を薄く塗り、乾かす。表面が白くなり(約2〜3分、季節によって異なります)、軽く指で触ってもくっついてこなくなればOKです。
注意点
接着剤を出した後すぐに固まり始めて塗り広げにくくなるため、素早く作業を行ってください。また、補修パッチは接着剤を塗るとすぐに丸まってきてしまうため、乾くまで手で押さえて丸まらないように注意してください。
手順-7
補修パッチを傷に合わせてしっかりと接着させて、1時間ほど放置する。この時、真ん中から外側に向かって空気を抜くように撫でると、しっかりとくっつきます。
ポイント
ここでタオルを挟んでゴムハンマーで叩くとさらに密着するのでおすすめです。
手順-8
補修パッチの縁に再度接着剤を塗る。
手順-9
最後にタオルを挟んで重りを載せて12時間以上放置してください。
作業完了
【12時間後】
補修パッチがぴったりくっついていて、パッチの端が剥がれていなければOK!
今回は分かりやすくするためにマジックで印をつけましたが、外から見えてしまう場所を修理する場合はマークをしないほうがきれいに仕上がります。
この後、空気を入れてさらに12時間放置をしておいて空気が抜けている気配が無ければ成功です!
実際にこれで使えるようになったトーイングチューブがたくさんあります。
時間さえあれば誰でも挑戦できますので、ぜひ一度お試しください!
実際にこれで使えるようになったトーイングチューブがたくさんあります。
時間さえあれば誰でも挑戦できますので、ぜひ一度お試しください!
注意点
- 修理箇所が生地と生地の接合部にある場合はそこにかかる負担が大きい為、修理をしてもはがれてしまう可能性が高いです。
- 大きな傷やカバーの破れはこの方法では修理できません。
- メーカーによっては補修跡があると保証対象外となる場合がございます。ご確認の上、修理を行ってください。